コウノトリ
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Please click the icon. [連歌 鳥の歌]演奏者の皆さんの情報が表示されます(敬称略)

Artists List

Cello/井上頼豊、Piano/村上弦一郎

チェリスト井上頼豊氏とピアニスト村上弦一郎氏による『鳥の歌』。1988年4月1日、スペイン・ベンドレルのカザルス博物館オーディトリアムにて収録。カザルス博物館では毎年8月、カザルスさんを偲ぶ音楽フェスティバルが開催されています。

正統派の『鳥の歌』です。正座して聴きたくなる演奏です。

Yoritoyo Inoue/Genichiro Murakami、1 Apr 1988/Casals Auditorium El Vendrell Spain

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Cello/井上頼豊

井上頼豊氏による『鳥の歌』。1993年8月21日、新宿文化センター大ホールにて収録。

力強いけれど悲しげ、しかしとても温かくて、『鳥の歌』という曲の奥深さを味わえる演奏です。鳥たちのさえずる「peace peace」が聴こえてくるような氣がします。

Yoritoyo Inoue、21 Aug 1993/Shinjuku-Bunka-Center Shinjyuku-ku, Tokyo Japan

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Accordion/井上鑑

井上鑑さんの『鳥の歌』アコーディオンバージョン。2012年4月25日、渋谷区代官山「温室」にて収録。

「温室」は代官山ヒルサイドテラスの屋上にあって、周囲に広がる緑と大空が特に美しい空間です。

演奏に使われたアコーディオンはExcelsior。井上さんご自身のライブや[連歌 鳥の歌]イベントでも大活躍しています。なんともいえぬ味わいのある音色をしていて、今回の演奏でもExcelsiorの個性が存分に発揮されています。

開放的な空間の中、蛇腹楽器ならではの空気の変化と奥行きも楽しめる『鳥の歌』です。

Akira Inoue、25 Apr 2012/"Onshitsu" Daikanyama Shibuya-ku, Tokyo Japan

Akira Inoue Official Site

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Vocal/ナターシャ・グジー

「ウクライナの歌姫」ナターシャ・グジーさんの『鳥の歌』。2011年6月2日、ナターシャさんの故郷ウクライナのキエフ市トライシェナ地区、ドニエプル川岸にて収録。

黄色い花の咲く広大な草原にたたずむナターシャさん。クリスタルな歌声が大地を満たしていきます。背後ではウクライナの鳥たちが大空を自由に飛び回っています。後日、鳥たちの中に氣になる一羽が飛んでいることを発見。拡大して確かめたところ、コウノトリだったそうです。どの場面で現れるのか、実際に観て発見するのも楽しいです。

Nataliya Gudziy、2 Jun 2011/Riverside-of-Dnieper Troyeshchyna Kiev, Ukraine

Nataliya Gudziy Official Site

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Zampona/瀬木貴将

サンポーニャ奏者の瀬木貴将さんによる『鳥の歌』。2012年10月31日、狛江市和泉多摩川にて収録。黄金色に輝く水辺の風景、どこかミステリアスな映像です。

当初、瀬木さんは「千鳥ヶ淵のボートの上で演奏したい」と仰ったそうです。「それはさすがに難しいけれど、水上でボートがあればいいのかな?」と考えた井上さんは、ボート屋を探して多摩川へ。ボート屋はありましたが、撮影環境としては今一歩。すでに夕方、陽が傾き始めてしまい、やむなくその近くで撮影することに……。

演奏中、しだいに雲が増え、夕陽に霞がかかってどこか幻想的な雰囲気に。完成した映像の美しさには、瀬木さんご本人も驚いていらしたそうです。

南米アンデスの民族楽器 サンポーニャの音色ともフィットしていて、とても印象に残る『鳥の歌』です。

Takamasa Segi、31 Oct 2012/Izumitamagawa Komae-city, Tokyo Japan

Takamasa Segi Official Site

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Morinkhuur & Throat-singing嵯峨治彦

馬頭琴・喉歌奏者 嵯峨治彦さんによる『鳥の歌』。馬頭琴と喉歌(ホーミー)による演奏です。2012年11月4日、札幌市にて収録。

「馬頭琴」は、モンゴルを代表する擦弦楽器。棹の先端に馬の形の彫り物を施すことから、この名前があります。やわらかく奥行きのある音色をしていて、「草原のチェロ」とも呼ばれています。一方、ホーミー(喉歌)もモンゴルを代表する歌唱法で、口笛のような澄んだ高音と喉を詰めたダミ声のような低音を歌い分けます。モンゴルでは、見渡す限り草原といった場所での演奏も多く、響きのない環境でも美しく奏でられる音楽が発達していったようです。響きを重要視する西洋楽器とは正反対ですね。

そういう馬頭琴とホーミーによる『鳥の歌』は、やはり限りなくモンゴル的。北海道の山の中で収録された演奏でも、モンゴルの広大な大地が見えてくるような氣がします。

Haruhiko Saga、4 Nov 2012/Sapporo-city, Hokkaido Japan

Haruhiko Saga Official Site | アーティスト・ピックアップ 嵯峨治彦さんの喉歌

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Guitar鬼怒無月

ギタリスト・プロデューサー 鬼怒無月さんによる『鳥の歌』。2012年11月4日、武蔵野市吉祥寺にて収録。

「ギターという楽器で何処までカザルスの"歌"に迫ることができるかをテーマに演奏しました」と鬼怒さん。

井の頭公園でしょうか、明るい光が降り注ぐ中での演奏からは、カラフルで軽快な鳥たちの姿を感じます。神々しくおごそかに演奏されることの多い『鳥の歌』ですが、カザルスさんの別の一面を垣間見た氣がします。リズミカルに楽しく口ずさみたくなる『鳥の歌』です。

Natsuki Kido、4 Nov 2012/Kichijoji Musashino-city, Tokyo Japan

Natsuki Kido Official Site

Cello ensemble/井上頼豊 生誕100周年記念チェロアンサンブル

井上頼豊先生の門下生を始め、プロのチェリスト16名による『鳥の歌』。2012年11月19日、文京区トッパンホールにて収録。

井上頼豊先生の生誕100周年を祝うこのコンサートは、「チェロ」という楽器の奥深さと面白さを体感できる演奏会でした。『鳥の歌』は、演奏会の締めくくりとして大切に演奏されました。演奏者の皆さんのチェロへの想い、頼豊先生への想い、パブロ・カザルス先生への想い、さらに、心を受け継いでいくことへの使命も感じる演奏です。

当日のライブレポート→→井上頼豊先生 生誕100周年記念コンサート

A1 苅田雅治、迫本章子 A2 金丸晃子、中田有 B3 長谷川陽子、竹花加奈子  B4 小川剛一郎、浦川うらら、C5 渡辺方子、銅銀久弥 C6 松浦健太郎、榊原彩 D7 鈴木秀美、久良木夏海 D8 古川展生、山本裕康、クヮトロ・ピアチェーリ、村上弦一郎(pf)、井上鑑(作・編曲)

A1 Masaharu Kanda, Akiko Sakomoto A2 Akiko Kanamaru, Yu Nakata B3 Yoko Hasegawa, Kanako Takehana  B4 Goichiro Ogawa, Urara Urakawa C5 Masako Watanabe, Hisaya Dogin C6 Kentaro Matsuura, Aya Sakakibara D7 Hidemi Suzuki, Natsumi Kuraki D8 Nobuo Furukawa, Hiroyasu Yamamoto Quattro Piaceri.、Genichiro Murakami、Akiara Inoue

19 Nov 2012/Toppan-Hall Bunkyo-ku, Tokyo Japan

Vocal, Keyboard/ナターシャ・グジー、井上鑑

ナターシャ・グジーさんのボーカル+井上鑑さんのキーボードによる『鳥の歌』のデュオ。2012年11月25日、旧日本銀行広島支店にて収録。[連歌 鳥の歌]コンサートにて、2回演奏された『鳥の歌』の1つです。

旧日本銀行広島支店は爆心地より約380m。堅牢な建物だったため倒壊を免れ、現在は広島市が管理し、2階は資料閲覧室、1階はギャラリーホールとして大切に保管されています。1階ホールは高い吹き抜けになっていて、カテドラルのような独特な響きがあります。

何度も共演しているナターシャさんと井上さんですが、このホールでの『鳥の歌』は心地よい響きも相まって、特別な想いあふれる演奏になったようです。

当日のライブレポート→→「連歌 鳥の歌」コンサート@想い 響いて......

25 Nov 2012/"Old Bank of Japan Hiroshima Branch", Nishi-ku, Hiroshima-city, Japan

Akira Inoue Official Site

Nataliya Gudziy Official Site

Chorus/生協ひろしま・虹のコーラス

生協ひろしま・虹のコーラスによる『鳥の歌』。2012年11月25日、旧日本銀行広島支店にて収録。

[連歌 鳥の歌]コンサートにて演奏された2つの『鳥の歌』のうちのもう一方です。

「生協ひろしま・虹のコーラス」は1986年結成、生協ひろしまの組合員約30名が所属しています。1995年9月、フランスの核実験をきっかけに抗議の手段として合唱を開始、同年10月から毎月6日に「折り鶴の日」として平和公園で歌声を披露しています。2012年で通算200回を越えたそうです!

この『鳥の歌』は女性三部コーラス用に編曲されたもので、カタロニア語で歌われました(カタロニア語を日本語に聞き書き)。伴奏は広島在住のピアニスト向井理佐美さん、指揮は井上鑑さん。

当日のライブレポート→→「連歌 鳥の歌」コンサート@想い 響いて………

The chorus of a Rainbow (Seikyo Hiroshima)、25 Nov 2012/"Old Bank of Japan Hiroshima Branch", Nishi-ku, Hiroshima-city, Japan

Chorusミステラ・フェオ

ミステラ・フェオのコーラスによる『鳥の歌』。2012年11月4日、東京都世田谷区にて収録。

ミステラ・フェオのキャッチフレーズは「選び抜かれた15人の少女からなるコーラス・グループ」。今回は3人のお嬢さんたちが歌っています。井上さんと知り合ったのは、レコーディングエンジニアの赤川新一さんのご紹介でした。「歌える子には手加減しない」と、井上さんは難しいアレンジを提示。その要求にもさわやかな笑顔で応えてくれています。多重録音による仕上げの美しさも聴きどころです。

Mistera Feo、4 Nov 2012/Setagaya-ku, Tokyo Japan

Mistera Feo Official Site

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連歌 鳥の歌@広島
連歌 鳥の歌@広島

Trombone/村田陽一9Trombones

村田陽一さん始め9人のトロンボーン奏者による『鳥の歌』。2012年11月27日、立川市玉川上水にて収録。

村田さんのトロンボーンは、高円寺のライブハウスなどで至近距離で聴かせていただいています。この近さで聴く音色はますますダイナミック、かつ、とても温かいです。

今回の『鳥の歌』も、フトコロが広くてサイズの大きな鳥たちの存在を感じます。

1 村田陽一、2 橋本勇太、3 辻田雅史、4 尾崎麻佑子、5 佐藤敬一朗、6 田中裕香、7 越智大輔、8 鳥塚心輔、9 藤井良太

1 Yoichi Murata, 2 Yuta Hashimoto, 3 Masafumi Tsujita, 4 Mayuko Ozaki, 5 Keiichiro Sato, 6 Hiroka Tanaka, 7 Daisuke Ochi, 8 Shinsuke Torizuka, 9 Ryota Fujii

Yoichi Murata 9 Trombones、27 Nov 2012/Tamagawajyosui Tachikawa-city, Tokyo Japan

Yoichi Murata Official Site

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Shakuhachi, Biwa, Koto坂田梁山・坂田美子・稲葉美和

都山流尺八代師範 坂田梁山さん、琵琶奏者 坂田美子さん、箏・三絃奏者 稲葉美和さんによる『鳥の歌』。2012年11月29日、我孫子北近隣センターにて収録。

尺八や筝(そう)も生演奏を聴く機会は少なくなりましたが、琵琶はさらに少ないのではないでしょうか。琵琶ははじいて音を出す撥弦楽器のひとつ。琵琶にもいくつか種類がありますが、坂田さんの琵琶は薩摩琵琶。表裏ともに桑の木でできていて、柱(じ)があります。この柱のおかげで、左手の張力を変えて音程を調整できるのだそうです。

尺八、琵琶、筝。代表的な和の楽器による『鳥の歌』は、純白の鶴たちの物語を感じます。個人的に「音の万華鏡」コンサートで聴かせていただいた坂田さんの演奏も影響しているのかもしれません。

当日のライブレポート→→音の万華鏡コンサート@揺るぎない想い

Ryozan Sakata/Yoshiko Sakata/Miwa Inaba、29 Nov 2012/"Abiko Kita Kinrin Center", Abiko-city, Chiba Japan

Ryozan Sakata Official SiteYoshiko Sakata Official SiteMiwa Inaba Official Site

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Running and Drumming as One/鬼太鼓座

和太鼓集団 鬼太鼓座(Ondekoza)の『鳥の歌』。2013年1月21日、長野県伊那市西春近にて収録。

鬼太鼓座は1969年、故 田耕さんの構想のもと、佐渡の若者たちによって結成されました。佐渡の郷土芸能「鬼太鼓」を「おんでこ」と呼ぶところから「鬼太鼓座:おんでこざ」と命名されました。

『鳥の歌』の撮影は、彼らの合宿地である長野県伊那谷にて行われました。その日は特に激しく雪が降っていたそうですが、雪の中での録音が吸音材になって「かえってプラスに働いた」と井上さん。さらに、「僕は"脱げ"といった覚えはない!」とも(♪)。

毎朝6時から10kmランニングを行っている鬼太鼓座。鍛え抜いた身体から発せられる音色はパワーに満ちていて、エネルギッシュな渡り鳥たちのようです。

Ondekoza、21 Jan 2013/Nishiharutika Ina-city, Nagano Japan

Ondekoza Official Site

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25-stringed Koto/野坂操壽

筝・二十五弦筝奏者 野坂操壽さんの『鳥の歌』。2013年1月9日、渋谷区代官山の壽璃庵にて収録。

筝は十三弦や十七弦が一般的ですが、野坂さんの筝は二十五弦。二十五弦筝は野坂さんご自身が開発なさったものです。弦の本数が増えた分、多彩な音色や音階を表現できるようになるそうです。

そのせいでしょうか、今回の『鳥の歌』はどこかオリエンタルで、硬質な鳥たちの姿を感じます。

野坂さんは、「ブラームスと日本」コンサートでも二十五弦筝の音色をたっぷり聴かせてくださいました。

当日のライブレポート→→「ブラームスと日本」演奏会

Souju Nosaka、9 Jan 2013/Studio-Jurian Daikanyama Shibuya-ku, Tokyo Japan

Souju Nosaka Official Site

17-stringed Koto/沢井一恵

筝曲家 沢井一恵さんによる『鳥の歌』。2013年1月29日、沢井筝曲院スタジオSにて収録。

一恵先生は、沢井忠夫先生と沢井筝曲院を設立して筝者の育成にあたるとともに、さまざまなジャンルのアーティストと共演するなど多彩な活動をなさっています。野坂操壽さんとも、「二人のマエストロ"変絃自在"」の全国ツアーを2011年7月から行っています。

一恵先生の『鳥の歌』を聴いたとき、WASABIの筝者 市川慎さんを思い出しました。一音一音大切に弾かれる姿が似ていると思ったのです。それもそのはず、慎さんは一恵先生のお弟子さんだったのですね!

 "既存の概念やジャンルの壁を越えた音楽"は、忠夫先生から一恵先生へ、さらに慎さんにも、確実に受け継がれているようです。

Kazue Sawai、29 Jan 2013/Studio-S, Sawai-Koto-Academy, Meguro-ku Tokyo Japan

Kazue Sawai Official Site

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Saxophone(Tenor, Bariytone), Clarinet(Bass, Contrabass)/山本拓夫

サックス・プレイヤー山本拓夫さんの四重奏の『鳥の歌』。2013年2月23日、東京都世田谷区にて収録。

テナーサックス、バリトンサックス、バスクラリネット、コントラバスクラリネットを山本さんが一人四役で演奏しています。マルチな才能をもつ拓夫さんならではの『鳥の歌』。カルテットバージョンはどこかおごそかな雰囲気、神聖な鳥の姿を感じます。

Takuo Yamamoto、23 Feb 2013/Setagaya Tokyo Japan

Takuo Yamamoto Official Site

Vocal, Dance, Accordion/木下航志・ATSUSHI・井上鑑

シンガー・ピアニスト 木下航志さんの歌、Dragonash ATSUSHIさんのダンス、井上鑑さんのアコーディオン伴奏による『鳥の歌』。2013年3月11日(東日本大震災から2年)、宮城県七ヶ浜町、海を見おろす半島の突端にて収録。

この『鳥の歌』には木下さんの曲も挿入されています。木下さんと井上さんは、この日が初対面。「どうやったら彼の緊張がほぐれて自由になれるのか......。それには、彼の曲を入れるのが一番いいと思った」と井上さん。通常はしばらくアイコンタクトをかわせば、初対面の相手でも緊張がほぐれます。ただし、木下さんにこのコミュニケーションは難しいかもしれません。井上さんの配慮が感じられます。

緊張のほぐれた木下さんは、とても心地よさそうです。井上さんは、彼の声を聴きつつ音色を重ねていきます。背後にはキラキラ光る海と白い衣装で舞うATSUSHIさん。大空を自由に飛び回る鳥たちが見えるようです。

Kohshi Kishika, Akira Inoue, Atsushi、11 Mar 2013/Shichigahama-machi,Miyaigi Japan

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SextetFlute(1, 2, Alt), Clarinet(1, 2, Bass)山本拓夫

サックス・プレイヤー山本拓夫さんの木管六重奏の『鳥の歌』。2013年2月23日、東京都世田谷区にて収録。

フルート1、フルート2、アルトフルート、クラリネット1、クラリネット2、バスクラリネットと一人六役で演奏しています(もはやカミワザ)。木管六重奏は、気品があって華やかな南国の鳥の姿を感じます。

Takuo Yamamoto、23 Feb 2013/Setagaya Tokyo Japan

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Gayageum/金慶子

伽耶琴奏者 金慶子さんの『鳥の歌』。2013年4月14日、京都市北区等持院南町にて収録。

金さんは京都にて行われた[連歌 鳥の歌]イベントに出演され、伽耶琴(カヤグム)の生演奏を聴かせてくださいました。収録はその後に行われたものです。

伽耶琴は朝鮮半島の伝統的な弦楽器。青桐の胴体に絹の弦を張ったもので、長さ152cm×幅21cm。筝とよく似ていますが、楽器を膝の上に乗せて演奏するところは異なります。通常は十二弦。この日の伽耶琴は「洋楽を演奏するために二十一弦にしました」と金さん。

今回の演奏では、風に乗ってなめらかに飛び回る鳥たちの姿を感じます。

当日のライブレポート→→[連歌 鳥の歌]イベント@納得+蟠り

Kim Kyongja、14 Apr 2013/Tojiin-Minamimachi, Kita-ku, Kyoto-city, Japan

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Violin/金子飛鳥

バイオリニスト金子飛鳥さんの『鳥の歌』。2013年4月27日、箱根の芦ノ湖湖畔にて収録。

飛鳥さんによると、この日の撮影は「鶯も飛行機も波も、まるでアレンジされて誰かがスイッチ押してる?かのごとく凄いタイミングでコラボしてくれている」とのこと。

確かにこの『鳥の歌』は、すごいタイミングでばっちりなコラボになっていてなんだか嬉しくなりました。鶯も飛行機も波も、飛鳥さんのエキサイティングな『鳥の歌』とコラボしたかったのかもしれませんね。

Aska Kaneko、27 Apr 2013/Lakeside-of-Ashinoko Hakone-city, Kanagawa Japan

Aska Kaneko Official Site

Vocal/おおたか静流

シンガー&ボイス・アーティストおおたか静流さんによる『鳥の歌』。2013年4月11日、波照間島最南端の海辺にて収録。

波照間島(はてるまじま)は沖縄県八重山諸島の島で、有人島としては日本最南端。人工的な灯りが少ないため、日本国内で好条件で南十字星を観測できる島として知られています。

静流さんは、その波照間島の突端の海辺にて歌っています。波の音と風の音、本物の鳥たちの声すべてが演奏メンバー。静流さんのボイスに共鳴する大自然も楽しめる『鳥の歌』です。

Sizzle Ohtaka, 11 Apr 2013/Hateruma Island, Yaeyama-gun, Okinawa Japan

Sizzle Ohtaka Official Site

Chromatic Harmonica, Pipe Organ/西脇辰弥・井上鑑

ハーモニカ奏者 西脇辰弥さんのクロマチック・ハーモニカと井上鑑さんのパイプオルガンによる『鳥の歌』。2013年6月24日、世田谷の松本記念音楽迎賓館にて収録。

松本記念音楽迎賓館は、もともとはパイオニア創業者の松本望・千代夫妻の居宅でした。ご夫婦の遺志を継ぎ、2001年からは記念館として開館されています。パイプオルガンやチェンバロなどの楽器を体感できる貴重な場所です。今回の演奏は、迎賓館Aホールにて行われました。ステンドグラスの窓からの光が心地よいホールです。
ふわっとした丸みを帯びた女性的な白い鳥がキラキラ輝いているイメージを感じます。ハーモニカとパイプオルガンの空気感が絶妙な『鳥の歌』です。

Tatsuya Nishiwaki、24 Jun 2013/"Matsumoto Memorial Music Guest House", Okamoto, Setagaya-ku, Tokyo Japan

Tatsuya Nishiwaki Official Site

Akira Inoue Official Site

Tsugaru-jamisen/吉田兄弟(吉田良一郎・吉田健一)

津軽三味線奏者 吉田兄弟による『鳥の歌』。2013年7月21日、東京工芸大学の中野キャンパス3号館にて収録。

吉田兄弟と井上鑑さんの共演は、'06年 全国ツアー「飛翔」、'08年 赤坂ACTシアター「憂春」3日間限定ライブ、'09年 10周年記念全国ツアー「いぶき」、'10年 朗読活劇「一期一会 義経」、さらに'13年10月15日の吉田健一さんファースト・ソロ・ライブなど多岐にわたっています。

そんな関わりの深い吉田兄弟と井上さん。『鳥の歌』を演奏するにあたって、井上さんからは"『鼓動』っぽいのがいいよね"との提案もあったそうですが、吉田兄弟は「聴いた曲からインスパイアされて新しいフレーズを創る」ことに専念し、今回の『鳥の歌』が生まれました。

世界中を飛び回って演奏活動を続ける吉田兄弟。今回の『鳥の歌』も、吉田兄弟らしい味わいが存分に発揮されています。沖縄の空を飛ぶ鳥たちのイメージあり、スペインの空を飛ぶ鳥たちのイメージあり、世界中を飛び回る渡り鳥のイメージもあって、とても情景豊かな『鳥の歌』です。

この『鳥の歌』は、今後、吉田兄弟のライブでもお披露目される予定とのことです。

Yoshida Brothers(Ryoichiro Yoshida, Kenichi Yoshida)、21 Jul 2013/"Tokyo Polytechnic University", "Nakano Campus 3" Nakano-ku, Tokyo, Japan

Yoshida Brothers Official Site | Yoshida Brothers(English) | アーティスト・ピックアップ 吉田兄弟

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鑑さん、静流さんと飛鳥さんは、2010年に奈良で開催された松岡正剛さん主催の『NARIASIA2010』(ならじあ)にて共演なさっています。その際に、静流さんと飛鳥さんが歌ってくださった「NARASIA」の歌が印象的で、お二人の名前を同じ空間で発見すると、「ならじあ~あじあ~♪」と歌いたくなってしまうのでした。(NARASIAの歌 作詞:松岡正剛、作曲:井上鑑)

静流さんと飛鳥さんはとても「NARASIAな人」です。

ホールや楽器も素晴らしいですが、回遊式の日本庭園も美しいです。

Cello Clarinet Violin/挾間美帆(Composer)

ジャズ作曲家 挾間美帆さん編曲による『鳥の歌』。2013年7月23日、ニューヨークのセントラルパークにて収録。撮影は鈴木雄介さん、チェロ演奏はMeaghan Burkeさん、クラリネット演奏はLiam Kinsonさん、バイオリン演奏はMarina Kiffersteinさん。

狭間さんは国立音楽大学作曲科の出身、ジャズのコンポジションを学ぶためにニューヨークに渡り、2012年にマンハッタン音楽院大学院を卒業、現在、ジャズ作曲家としての第一歩を歩んでいます。

狭間さん編曲による『鳥の歌』は、可愛らしい鳥の姿を感じます。トイピアノの音色が心に残る『鳥の歌』です。

Miho Hazama、23 Jul 2013/Central Park, Manhattan, New York, USA

Miho Hazama Official Site

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※演奏者の皆さまへ

『鳥の歌』はひじょうに興味深い楽曲で、演奏する楽器や演奏者のそのときの心によって、リスナーの脳内に見えてくる風景や鳥の姿が変わります。

井上鑑さんのライブにてさまざまな『鳥の歌』を聴かせていただいていますが、「他の楽器でも聴いてみたい」と思っていました。それが実現したのですから、今回の[連歌 鳥の歌]プロジェクトをとてもありがたく思っています。

こうやって一人ひとりの『鳥の歌』を聴きながら記事としてまとめているとき、私は、演奏なさった皆さんそれぞれの想いを強く感じることができました。皆さん、お忙しい時間を割いて、[連歌 鳥の歌]プロジェクトのために心を込めてくださったのですね。

本当にありがとうございました。